すっげえどうでもいい話。まあ適当に流し読みしてくれれば幸いです。
ふと、「ギャル」って何だろう?由来は?本来の意味は?と思って、検索してみたら、Wikipediaに行き着く。
いやあ、普通に読み物として面白いね。何の気なしに検索したらかなり読みごたえのある記事だった。ホントかどうか知らんが。
元々は由来を知りたかったんだよな。多分こうなんじゃないのかな?という予想はしていて、その予想は8割方当たってたけど、どうでもいい補足知識がたくさん書いてあった。まあ読むほどに興味深いが。
当方30代でありますが、思春期はちょうどそういう狂った(と言うと当時のギャルには失礼か)お姉さん方がテレビに引っ張りだこな時代でした。
あの頃はネットは一応あった。あったけど、まだまだオタクの使うものだった。ダイアルアップ回線とかの時代だろ。Windows98とかだろ。今からしたら何にも使えねえクソマシンだったな。それはさておき。
そんな時代なもので、情報源は雑誌、テレビ、ラジオ(これは当時の若い人は使ってないかもしれないな)、新聞(これもそこそこ年配の人が使うツールだと思う)、そんなもんだな。まあ、ファッション誌は今でも十分に通用するが、ネットの方が早かったりするかもしれない。電子書籍もあるし。ファッション誌の電子書籍版ってあるのか知らないけど。
話が逸れた。
まあとにかく、僕の中高生の時代は、とにかく流行のスピードが今と比べて遅いこと遅いこと。
今だったらインスタに上げて即拡散、YouTubeやらSHOWROOMやらで人気と知名度獲得、まあお手軽なこと。誰でも無料で出来るんだからな。機材もスマホだけあればいいのだ。それで事足りる。
そんな流行(炎上?)を起こすのは簡単な現代に比べて、色々とスピードが遅い20年前、それでも流行は伝染していくもので、みんな雑誌読んで勉強して研究して、その結果、ギャルと一口に言っても色々と枝分かれしていったらしい。すぐに収束して終わってしまうものも多いのだけど。この辺からついて行けなくなった当時。Wikipediaなんて便利なもんないもんなー、グーグル先生も当時知らなかったよー。
Wikipediaによれば、新しいギャルの文化を生み出している人は常にその時に隆盛を誇っていた人たちだったようで、いわゆるカリスマモデルだったりするみたい。しかし廃れるのが早い…流行るのも早けりゃ廃れるのだって早すぎる。日本人の国民性がここに出てる。ホント、1年くらいで終わることがザラにある。総理大臣じゃねえんだから。ほとんど三日天下じゃねえか。
20年前の僕は、多分中学生だった。同級生でギャルメイクやファッションに目覚めていた子はいなかったと記憶しているが、ルーズソックスくらいははいていたような。でもうちの中学は校則で禁止だったんだよな。ちなみに公立です。だから、放課後に履き替えている、みたいなことをやっている女子はいたような気がする。少しでも校則を破って、流行りのおしゃれをする。若者、しかも女性ならばなお当然の事かもしれない。
それでもガングロメイクとか、そういうのやってる子はいなかった。高校に進学したら分からんけど。当方高校は男子校でした。あんまり女子高生見てなかった。通学の電車内で見かける程度。でもそんな奇抜な格好してる人見たことなかったなあ。
当時、ガングロメイクが消え去りつつあるのをテレビかなんかで見て、「ギャルは消え去るのかな~」なんて他人事みたいな感じで流してたけど、まだまだギャル文化は消えなかった。ガングロは確かに消えたが、ナチュラルメイクだったり、ガングロレベルではないものの、かなりケバいメイクのギャルも生き残った。Wikipediaによれば、その当時(2000年代末期)、ギャルメイクで仕事をするとなると、アパレル店員かキャバ嬢くらいしか道がなかったらしい。そこでキャバ嬢に憧れる女子が多かったのだとか。今じゃ考えられない気がするぞ。将来の夢:キャバ嬢。親からしたらどういう風にリアクションすればいいの…「おお~そうか、キャバ嬢か!頑張れよ!」とは言えないだろ…一応分類的には風俗嬢だぞ…とか書いてると、現役キャバ嬢の方々の逆鱗に触れそうだが、許してくらさい。
僕はあんまりギャルが好きではなかった。特に思春期の頃。ガングロメイクのギャルがテレビに出てたときは、もう笑うしかなかった。全く異性として意識してない。ガングロは苦手だったなー。それに加えて今風?に言うと「チャラい」のだ。チャラい女子は無理だった。チャラい男子はもっと無理だった。「こんなやつ碌な男じゃねえな」と、かなりの偏見。ギャルやギャル男を見下していた。乱暴な言い方すると、「何も考えてない人畜無害なアホ」とか思ってた。
そんな偏見が少しずつ溶けていくのを感じたのは2010年代に入ってから。その頃って、ちょうとAKB48が凄くて、それに呼応するかのように、地下アイドルやらなんやらが掃いて捨てるほど生まれた。そこから新時代のギャルが生まれた。極度な露出を避けた、可愛らしい服、やりすぎない程度のヘアメイク。そんな彼女たちをおっさんになった目線で見てみると、「ありゃ、結構可愛いな」というのが率直な感想だった。それまでは茶髪は問題なかったけど、金髪にまでなってしまうとどうも苦手だった。でも最近、奇抜な髪の色にしてる女の子見ると「可愛いなー」と思うようになった。青とかオレンジとか。全部染め上げちゃうのもいいけど、メッシュもいいな。なんて思えるようになったのは自分の中で余裕が生まれた証拠かな。
大体そういうコスプレとかもそうだけど、髪を奇抜な色に染め上げてる人ってファッションもがちっと決まってるんだよね。凄く似合ってる。だから全体的に見て、凄く完成度が高い。渋谷とか行くと、そういうブラッシュアップされた外見の人が多くて、そこまで通っている訳ではない自分からすると、かなりの刺激をもらう。原宿は渋谷と比べるとさらに行く頻度が落ちるが、あの街もかなりのもんだ。渋谷原宿ってちょっと怖い。そういうプロフェッショナルが多いんだよ。たまに用事で出向くことがあるけど、みんな可愛いから恐ろしいよね。何なんだろう、あの街。ちょっと怖いよ。
今のギャルやってる芸能人の中でだったら、藤田ニコルとかみちょぱあたりはマジでいいなと思う。まあ若い子好きだよなあ。大抵の男は若い女の子が好きだ。多分。若槻千夏もいいなあ、なんて。まあ人妻だけどな。余所様の家庭をぶっ壊す覚悟はないからアレだけど。
話題を一番最初に戻すと、元々「ギャル」というのは英語の「girl」から訛って「gal」となったらしい。「gal」の意味は若い、若さ溢れる女の子という意味らしい。
知らなかったのが、「ギャル」という言葉は日本では70年代に既にあったらしい。80年代から少しずつ市民権を得ていって、90年代に「コギャル」が流行。そこら辺からギャルの解釈が変わってきて、そのうちにガングロ、ヤマンバ、age嬢など、色々な方向に発展していく…らしい。
どんな分野でもそうだが、歴史をひもとくのは楽しいね。学生時代は歴史を知ってどうすんだよ、程度の浅い考えしか持ってなかったが、大人になって、知識を詰め込むのが楽しい。
ギャルの歴史に触れた土曜日未明でした。(Wikipediaで調べて、この記事書き始めて合計で2時間かかった…アホか)