雨雲のように

日記帳。たまに思ってることを色々と吐き出してます。

怖い話ってこんなもんかね

今週のお題「怖い話」

怖い話。一つだけあります。それについて書いてみたいと思います。

僕は三兄弟の末っ子なのですが、真ん中の兄が実際に体験したという、心霊的な話です。

まだ家族が実家に住んでいた頃、真ん中の兄は時々寝ている時に何度か金縛りにあっていたようです。元々霊感が強い人なのかもしれません。
その中で、一回だけ男の子の幽霊のようなものが閉めている部屋の窓からスーッと入ってきて、そのまま部屋を通り過ぎて消えていった、という話を聞いたことがあります。

兄は一番最初に実家を出て一人暮らしを始めました。一人暮らしを始めたのが母親の実家で、そこがちょうど空き家になってて、そこで暮らし始めたのですが、そこの物件が訳ありで。
母親が子供の頃からその家はあったのですが、母の話では、部屋の一つだけものすごい数の霊に取り憑かれている、いわば「呪われた部屋」というのが一番適当か、そんな部屋があって、母親の家族がみんな心霊体験をしていたということで、祈祷師というのか、そういう人を呼んで、お祓いをやってもらっていたそうです。その祈祷師の方に言わせれば、相当強い念がこもっている…らしく、その部屋だけ床、壁、天井の至る所にお札をべたべた貼りまくっていたそうです。

暮らし始めた兄はその部屋にも興味本位で泊まってみた事があるそうで、本人によると、「その部屋で寝たら必ず金縛りやら何やらが起こる」らしく、お札を貼っているのに効き目がないということで、そのうちその部屋は封印しておいたらしいです。

その家はもう潰してしまったのですが、そもそもその土地に問題があるらしく、どうやらたくさんの人の遺体があった(墓地だったのかな?)所を潰して無理矢理家を建てたらしいので、その土地そのものを浄化しなければこれからもずっとそういう悲劇が繰り返されるんだろうなあと家族で話したことがありました。

兄が体験したものは、ひどいものだと女性の幽霊と思われるものから首を抑えられて絞め殺されるんじゃないかというレベルまで行ったこともあるそうです。本人はもう何度もそんな目に遭っているからか慣れてしまっている感じでした。

かくいう僕も一度だけ実家にいた時に金縛りに遭ったことがあります。寝ていて、突然目が覚めて、起き上がろうとしても体が動かない。顔の筋肉は動くので、目を動かしてあたりを見ても何も見えなくて。「あーこれが金縛りってやつなのかなあ」と意外に冷静に判断できたのはいいけど、結局体が動かないんで、どうしようもない。そのままなんとか寝直すことが出来て、起きたら普通に活動出来たので、あれは何だったのかなあと今でも分からない事が一度だけありました。

怖い話ってこんな感じなのかな。一度も書いたことないから分からん。